粗大ごみや不用品回収なら大阪のパワーズ

宗教物は一体どのように処理したら良いのか

親や兄弟など身内が亡くなった時、遺品整理をする機会があります。
故人が生前大事にしていたものを処分するのですが、ものによってはどのように扱ったら良いのか分からないものも少なくありません。
どのように処分したら良いのか分からないものの中に、宗教関係の道具があります。
神道やキリスト教など何らかの信仰していたり、商売の関係や古くからある家では神棚やキリスト教関連の祭壇や道具などがある場合もあるでしょう。
仏教を信仰していれば仏壇もあるでしょうが、特別何かを信仰しているというわけでなくても過去に亡くなった人が家族にいれば仏壇はありますし、仏壇だけでは無く様々な仏具も用意されているはずです。
これらを処分するのは罰が当たりそうでなかなか手が出せないと尻込みする人も少なくありません。
かといってそのまま置き去りにしておくわけにもいきませんので、やはり何らかの形で処分をしなければなりません。
こうしたものはどのようにして処分をするのが良いのでしょうか。
単純に捨ててしまうのが良い処分方法なのでしょうか。

どうやって処分をしたら良いのか

大阪市で例えば仏壇を処分する場合には粗大ごみという扱いになるため、粗大ごみ収集受付センターに電話連絡をすることで捨てることが出来ます。
ただし、高齢世帯や頼んだ人間が障害者など自力での持ち出しが出来ないと判断された場合でない限りは自分で収集場所にまで持ち出さなければならないため、力仕事になってしまいます。
専用の不用品回収業者に依頼して処分してもらうという方法もあるのですが、不用品回収業者は自力での持ち運びをしなくても仏壇がある場所へ行って回収をしてくれるので力仕事は必要ないもののお金がかかります。
粗大ごみではなく分解をして細かく分けて可燃ごみにするなどの方法も無いとは言いませんが、どういう目的で使用していたかを考えると安易にごみにするというのも気が引ける選択になるかもしれません。
神棚などに至ってもそうであり、特に故人の魂を供養するために使われていたものであると災いが起こるのではないかというような懸念もあります。
このような場合は神社やお寺に持っていき、お焚き上げをして処分をするのが良い方法と言えるでしょう。
仏具など細かい道具も処分も同様に処分してもらうと良く、この方法が最も安全に気持ち良く処分が出来る方法だと言えます。
仏教や神道ではない場合でも、宗教に応じて処分の仕方がありますのでそれに則って処分をすれば問題はありません。
近くに神社やお寺がない、持っていくのが難しい場合は遺品整理を専門とする業者に依頼をすると、お祓いなどをしっかりと行って処分してくれますので安心して処分をすることが可能です。

買い取ってもらうことは出来る？

処分する方法があることは分かりましたが、捨てるのもお金がかかります。
お寺や神社に持ち込むのもやはりそれなりに費用がかかりますので、出来る限り安価に処分が出来ればと考えてしまいます。
このような時に検討をしたいのが買取をしてもらうことです。
しかし、不用品を買い取ってもらうのは抵抗が無くても、神様や仏様を祀っていたものを売るというのは罰当たりな気分になってしまうかもしれません。
特に故人の魂を祀るものであれば尚更気が引けてしまうでしょう。
しかし、中古品として売る行為が罰当たりであるのかどうかはその宗教によって異なるため、一概に売ったからと罰当たりであるとは言えないのです。
例えばキリスト教の場合、十字架などの道具を相手に渡す時に金銭のやり取りをすることを禁止していますから、買い取ってもらうというのはそぐわないやり方と言えます。
仏教の場合は仏壇や仏具などを売ったとしても罰当たりではなく、然るべき手順を踏めば買い取ってもらって処分をするという方法でも問題はありません。
ただ埃を被らせて誰も手を合わせることなく部屋の隅でひっそりと眠っているような状態であれば、大切にしてくれる誰かに使ってもらった方が良いという考え方のため、売ることは問題ではないのです。

高く買い取ってもらうためにしておくべきこと

どうせ売るのならば高く買い取ってもらいたいという心理は、売り物がどのようなものであっても基本的には変わりません。
高く買い取ってもらうためにやっておきたいのは、まず売りたいものが何なのかをチェックすることです。
例えば売りたいものが仏壇である場合、これは幅広いものを扱うリサイクルショップに持ち込むのではなく、仏壇や仏具を専門に扱うリサイクルショップに依頼をしましょう。
仏壇や仏具は信仰や魂を祀るのための道具ばかりではなく、美術品としての価値もあります。
美術品として飾るために購入をする人もいますので、売りたいものの価値が正確に分かっていないと正しい値段が付けられず安く買い叩かれてしまったということもあり得ます。
また、売りたいものが仏具などの場合は売りたいものが何で出来ているものかをきちんと確認した方が良いと言えます。
例えば金メッキで出来ているおりんと純金製のおりんでは純金製のものなら貴金属として買取をしてもらうことが出来ます。
金メッキで出来ているものは買い取ってもらえずに拒否されることがありますので何で出来ているものかを確認しておかないと、呼んだ意味が無かったということにもなりかねません。
木製の仏具であったとしても工芸品として高い価値のあるものであれば値段は高くなりますし、これは買い取ってもらえるのかそうではないのか、ということを前もって調べておくことにより無駄なくスムーズに売買が出来るようになります。
仏教以外であっても専門に買い取ってくれる業者があるのならば、そちらを積極的に利用する方が良いでしょう。

買取業者を呼ぶ前にやっておきたいこと

売ることを決めたのならば、まず最初にやりたいのがお祓いです。
仏壇や仏具を売る時は魂抜きという道具に宿った魂を抜いてもらう法要をする必要があります。
あるかどうか分からない祟りを恐れて高いお金を払いたくない、と考える人もいるかもしれませんが、やはり売る前の儀式としてやっておくのはエチケットであると言えます。
売り手は良くても将来の買い手が気にすることもありますし、逆に自分には何も被害が無くても買い手に何らかの被害が及ぶ可能性も皆無とは言えません。
きちんと魂抜きをしてあげることによって購入する側も安心が出来るので、しっかりとお祓いをしてもらうことをお勧めします。
また、高値で買い取ってもらうために一度掃除をしておくと良いかもしれません。
同じ価値のものを買うとしても、埃を被った汚い状態で売りに出されるのと掃除をしてある程度綺麗になった状態で売りに出されるのとでは業者の見方も異なります。
価格が大きく変化するわけではありませんが、買い取ってもらえるかそうではないかの判断基準に左右をする場合が無いとも言い切れないので埃を払って綺麗な状態にしておくと良いでしょう。
ただし、綺麗にすることを考えて塗装が落ちてしまうほど念入りに磨いたり、故障している箇所があるからと自分で直そうとしたりなどはしなくて構いません。
相手もプロですから故障箇所を直したのは分かりますし、かえって素人が直したことで価格が下がる場合もありますのでそのまま見せて判断をしてもらった方が良いでしょう。

買取をしてもらうのは後ろめたいことではない

故人の品を処分するのはとても大変なことですし、なかなか手放し難いものです。
ですが、ただ捨ててしまえばそれで終わりでも買い取ってもらうことによって今度は別の誰かが故人の大事なものを大切に扱ってくれる可能性があるので新たな命を得ることにもなります。
宗教によっては買取への考え方が異なることだけは頭にしっかりと入れておき、売ってしまっても問題がないのかを一番最初に確認しておくと良いかもしれません。
大阪を対象としている業者に依頼をするのが一番ですが、遺品整理を行う業者にも買取をしてくれるところはありますので、宗教物も買取をしているかどうかを確かめておくと手間がありません。
自分が売りやすい形で良い価格を付けてくれる業者を選ぶようにしましょう。