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行政で処分する場合は事業系ごみとして処分

法人の備品として使用されていた傘を処分する場合は、法人不用品として大阪市では事業系ごみとして区分しており、適切に処分しなければなりません。
事業系のごみとは、廃棄物処理法によって事業者の責任によって適切な処理を行わなければならないごみで、事業系一般廃棄物と産業廃棄物に分けることができます。
傘は布部分や中棒部分はプラスチック製ですが、骨部分はアルミニウム合金や特殊プラスチックなどで構成されています。
布部分、中棒部分、骨組み部分を分解して出すと廃プラスチック類と、金属くずに分けることができますが、傘を分解せずに、複数の素材でできた物として素材ごとに分解せずにそのままごみとして出した方がよいでしょう。
この場合は、事業系一般廃棄物に区分することができますので、大阪市の行政で一般廃棄物収集運搬業許可業者として認められている業者に委託しましょう。
業者に委託すると、事業系一般廃棄物の収集をおこなってくれますので、ゴミを排出するときは、中身の見える袋に入れておきましょう。
大阪市の許可を得た業者の収集車両には、市許可のステッカーが貼られています。
指定された収集日、収集場所に取りに来てくれますので、期日前までにはごみを出しておきましょう。

大阪市許可の業者が収集した後の処理は？

法人不用品で出された傘は、リサイクル可能な場合は、リサイクル施設に搬入されます。
プラスチック部分はリサイクル可能ですので、この部分だけ分類されていき、最終的にはリサイクル品として物に生まれ変わります。
リサイクル不可能なものであれば、市内の処理施設に搬入されていきます。
その後、焼却炉で焼却された後、燃やされた灰は、市内の北港処分地や湾フェニックスセンターに運ばれ、埋め立て地で埋立処分されていきます。
事業系のごみは、市のごみの約6割で、大阪市のごみ処理量は全国平均よりも4割も多い傾向があります。
そのため、できるだけ事業系ごみの量を減らすことが市の大きな課題の一つにもなっています。
廃棄物として処理するよりも、なにか物として生かすことができれば、ごみの量も減らすことが出来ますし、環境にもよいことではないでしょうか。

傘を廃棄処分せずに海外途上国へ寄付する方法もあります

法人不用品として大量に処分しなければならない場合、事業系一般廃棄物として処理する方法もありますが、まだ使える状態であれば、海外途上国へ物資支援として送ってみてはいかがでしょうか。
市の行政で事業者廃棄物として捨てることもできますが、廃棄物として物を燃やしたり、灰を土に埋めることは、空気も汚れますし、地球環境のためにはあまりよくないことです。
また焼却処理や灰を埋め立てるには多くの費用や国の税金、人件費も使われています。
しかしボランティア団体に寄付をすれば、発展途上国で再利用されますし、貧困地域に住む人々を救うこともできます。
法人不用品を寄付することによって、世界の貧しい人々を支援し、社会支援にもつなげることができるでしょう。

買取業者へ売る方法もあります

会社名などが入った法人不用品もまだ使える状態であり、未使用のものや新品同様のものがあれば、買取業者へ売るという方法もあります。
買取業者の中には、こうした様々な不用品を日本国内で大量に仕入れ、海外で売って利益を得る業者もあります。
数が少ないとなかなか値段がつかない場合もありますが、大量にある場合は買取業者に売るという選択肢もあります。
日本製品は海外では品質がよいため、人気が高い傾向がありますので、想像以上の値がつくこともあるでしょう。
ゴミとして捨てる方法を採るよりも、資源として売る方がより有益です。
買取業者に売る前に、泥などの汚れがついていれば、汚れをきれいに拭き取り、できるだけ綺麗な状態にしてから、見積りをしてもらうとよいでしょう。

地域の学校や病院などの施設に寄付する方法もあります

社名が入ったものは、もう使い道がなく、捨てるしか方法はないと思われるかもしれませんが、まだ十分に使用できる状態であれば地域にある学校や病院、駅などの施設にまとめて寄付するという方法も考えられます。
突然、雨が降ってきたときなど、困ってしまうこともあるのではないでしょうか。
こんなとき、傘があればとても助かるでしょう。
施設によっては、法人からの寄付を喜んでもらってくれる団体もあるかもしれませんので、引き取ってもらえるかどうかを聞いてみてはいかがでしょうか。

不用品回収業者に依頼する方法もあります

品物の状態が悪い場合は、買取金額がつかない場合もあるでしょう。
また市の行政で事業系ごみとして出すには、申込手続きなどが必要ですので、急いでごみを出したいという時には時間がかかるという問題点があります。
そこで出来るだけ早くごみを出したいという時は、民間の不用品回収業者に依頼するのも一つの方法ではないでしょうか。
民間の不用品回収業者には色々な業者がありますので、大阪市内にある業者をいくつかピックアップしてサービス内容などを比較しながら、どの業者にするかを決められるとよいでしょう。
業者によっては、引き取り費用にも違いがありますし、中には価値があると認められれば、ちょっとしたお金になるケースもありますので、まずは見積りだけでもしてみるとよいでしょう。